木酢液の効果と危険性:水虫やイボの除去、虫よけや猫よけにも

木酢液(もくさくえき)とは、木炭を作る際に生じる煙を冷却し、蒸留してできる液体のことです。

この木酢液には、殺菌・消毒や消炎、痒み止めなどに高い効果があるとされ、近年、その利用方法については様々な研究が行われています。

この記事では、木酢液の代表的な利用方法について、詳しく解説をしていきたいと思います。

また、木酢液にはホルムアルデヒドなどの「発がん性物質」が含まれているという報告もあり、こうした危険性についても後述します。

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木酢液の使い方:多目的に利用できる木酢液

イボの除去

多くの人の悩みの種である、イボ。
イボは、「ヒトパピローマウイルス」と呼ばれるウイルスが主に傷口から感染して発生するもので、放っておくと、どんどんその数を増やしてしまいます。

イボの除去で最も一般的な方法は、皮膚科にて行われる液体窒素治療です。
しかしこの治療は、強い痛みを伴いますし、完治までには何度も施術を受ける必要があります。

この液体窒素治療に嫌気がさしてしまった人たちのあいだで、根強い支持を受けているのが木酢液です。

使い方は簡単で、細い綿棒などを使用して、患部に木酢液を塗るだけ。
大抵の場合、数日間塗布を継続すれば、イボがコロリと取れると言います。

液体窒素治療がトラウマになってしまった方は、一度この木酢液を試してみてはいかがでしょう。

水虫の改善

木酢液の強力な殺菌作用は、水虫の症状改善や、かゆみ止めに効果があるとされます。
患部を中心に木酢液を塗布したあと、ラップなどをして10分ほどおくと、より効果的です。

また、水虫に感染していそうな、靴や靴下、マットレスなどを除菌する目的でも利用できます。

農業資材として利用

木酢液には、土壌内の「作物に有害な菌」を除去し、「有益な菌」を増やす効果があると言われています。

10倍希釈して散布すると、土壌の殺菌・殺虫効果が期待でき、100倍希釈して散布すると、土壌の質が向上し、作物の発育を促す効果があるとされます。

ただし、木酢液は「特定農薬」指定を受けている農業資材ではないため、効果や安全性においては、「国のお墨付き」があるわけではありません。

※木酢液の「危険性」については後述します。

消臭剤として利用

木酢液には優れた消臭作用があります。
下水やドブまわり、ゴミ捨て場や家畜の飼育場など、様々な場所に利用することができます。
使い方は、木酢液を100倍程度に希釈し、悪臭のする場所に散布するだけです。

ただ、木酢液にはもともと、「スモークチーズ」のような独特の臭いがあります。
希釈すればそうした臭いも薄くはなりますが、無臭にはなりませんので、ご注意ください。

猫よけ(動物忌避剤)として利用

猫は木酢液の臭いが苦手と言われており、猫よけとしても一定の効果があるとされています。
また、猫の糞尿の臭いなどを消臭する効果もあります。
野良猫の被害に悩まされている方は、一度試してみてはいかがでしょう。

また、イタチやアライグマ、ハクビシン、あるいは害虫などに対しても、忌避剤として利用できます。

木酢液の危険性:木酢液には発がん性物質が含まれる?

一時期、「木酢液には発がん性物質が含まれている」と騒がれたことがありました。
実際、精製が不十分で、不純物の多い木酢液には、「ホルムアルデヒド」などの発がん性物質が含まれているケースが少なくないと言われています。

木酢液は、農薬指定も医薬品指定も受けていません。
そのため、「信頼性の高い機関における安全性の保障」はなされていないのが現状です。

木酢液は、メーカーによって製法や品質に大きなバラつきがあるため、統一的な見解を導く調査が難しいという面もあるでしょう。

このような背景があるため、木酢液を購入する場合は、できるだけ信頼のおけるメーカーを選ぶとともに、あまりに安価な製品は避けたほうが無難であると言えます。

メーカー側も、「不純物の多い木酢液」に発がん性物質が含まれている可能性があることは承知しており、各社がそれぞれ、対応措置を講じているようです。

木酢液のメーカーの中には、「自社製品に発がん性物質が含まれているかどうか」の検査を専門機関に依頼し、品質の安全性を確認しているものもあります。

木酢液Q&A

木酢液の成分は?

木酢液には、200種類以上の様々な成分が含まれています。
主成分は「酢酸」です。

木酢液と竹酢液の違いは?

竹酢液(ちくさくえき)は、「竹」を炭にする際に生じる煙を冷却して抽出する液体で、木酢液と良く似た効能を持ちます。

木酢液よりも、臭いがいくぶん穏やかで、タールなどの有害物質の含有量も少な目と言われています。
また、竹酢液は木酢液よりも、やや高値であることが多いようです。

木酢液の使用上の注意点は?

木酢液は金属を溶かす性質がありますので、金属に対して塗布したり、金属製の容器などに保存しないでください。
木酢液の容器には、プラスチック製のものを使用することが一般的です。

木酢液は飲める?

木酢液や竹酢液は「飲用には適さない」とされるのが一般的です。
※前述の通り、精製が不十分な木酢液や竹酢液には、発がん性物質などの有害物質が含まれている可能性があるためです。

「飲む木酢液」を謳う製品も存在するようですが、そうした製品を利用する際は、「しかるべき機関にて、安全性についての十分な検査がなされているか」を確認すべきでしょう。

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