突発性難聴の症状とは:原因はストレス?治療のためにすべきこと

「あれ?なんだか、耳が聞こえにくい・・・」

ある日突然、耳が聞こえにくい状態になる。
それは、「突発性難聴」の典型的な症状です。

いつも当たり前のように聞こえていた、周囲の音。
それが聞こえにくくなることは、日常生活をとても不便にしますし、音楽鑑賞などが趣味である人は、ささやかな楽しみを奪われてしまうことにもなるでしょう。

「もしも、治らなかったらどうしよう」

何の前触れもなく耳が聞こえなくなると、そのような不安に囚われてしまうものです。

この突発性難聴とは、いったいどのような病気でしょうか?
なにが原因で、発症するのでしょうか?
治療のためには、なにをすべきなのでしょうか?

これらの疑問に対して、以下に説明をしていきたいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

突発性難聴とはどんな病気?その症状とは

突発性難聴とは、急激に聴力が悪化する「感音性難聴」の一種で、厚生労働省から難病指定を受けている病気です。

何の前触れもなく、「ある日突然、片耳が聞こえなくなった」というケースが非常に多いとされます。
突発性難聴は、40代以上の方が発症することが多く、内耳機能の異常が関係しているとも言われています。

症状としては、難聴だけでなく、「キーン」という高音の耳鳴りや、めまい、ふらつき、吐き気を伴う場合があります。
ただし、めまいの症状に関しては、繰り返しあらわれることは珍しく、急性難聴の症状があらわれた日に一度だけ、など限定的です。
この突発性難聴のめまいの症状については、後述する「メニエール病」の症状と対照的です。

突発性難聴の原因は?

突発性難聴の原因としては、次のような要素が挙げられます。

・ストレス。
・過労。
・内耳の代謝および血液の循環障害。
・内耳のウイルス感染。
・加齢による内耳機能の劣化。

しかし、突発性難聴のメカニズムは不明な点も多く、上に挙げた原因も明確なエビデンスに基づくものではありません。
つまり突発性難聴の原因は、いまだはっきりとはしていないのです。

また、他の病気(メニエール病や神経腫瘍など)により突発性難聴が併発している、といったケースも考えられますので、急性難聴を引き起こす別の病気を罹患していないか、十分な診断が必要とされます。

突発性難聴の治療方法とは

突発性難聴は、主に内服治療によって行われます。

ステロイドホルモン剤や血管拡張剤、ビタミン剤(ビタミンB12)、漢方薬などが用いられます。
中でも一般的なのは、「ステロイド治療」と言われる、ステロイドホルモン剤の内服です。
ウイルス感染が疑われる場合は、抗ウイルス薬も用いられます。

内服治療によって効果が見られない場合は、次の段階の治療として(あるいは内服治療と並行して)、ステロイドホルモン剤の点滴が考えられます。
点滴治療は一定期間(7~10日程度)、毎日行う必要があるため、副作用が懸念される場合などは、入院の上で実施されます。

その他の突発性難聴の治療法としては、「高気圧酸素療法」があります。

高気圧酸素療法とは、普段の生活環境よりもずっと高い気圧(水深10メートル以上)に保った特殊な治療器の中に入ることにより、突発性難聴や脳梗塞、急性心筋梗塞、腸閉塞などの症状の改善を図る治療法です。
2010年の厚生労働省基準によると、突発性難聴の場合は発症後一週間以内であれば、保険が適用されます。

突発性難聴とメニエール病の違いについて

突発性難聴に良く似た症状を伴う病気に、「メニエール病」があります。
両者の症状の違いを簡単に挙げてみましょう。

突発性難聴の症状

・難聴。
・めまい(ほとんどの場合、一度きり)。
・高音の耳鳴り。

メニエール病

・難聴。
・めまい(何度も繰り返し発生する)。
・低温の耳鳴り。

突発性難聴もメニエール病も、完治・改善には早期診断がなによりも重要です。
耳に異常を感じたら、すぐに耳鼻科へ向かいましょう。

突発性難聴になったときにすべきこと

上で述べたように、突発性難聴は、早期治療が非常に重要視されます。

発症して一週間以内に治療を行うと、完治する確率が高いと言われています。
発症して二週間が経過してしまうと、症状の完治・改善が困難になります。

人間の聴力は、内耳にある「感覚細胞」によってその働きが保たれています。
しかしこの感覚細胞は、一度壊れてしまうと、再生されません。
そのため、突発性難聴の症状が進行して、感覚細胞が取り返しのつかない数まで減少してしまう前に、早期治療を行う必要があるのです。

突発性難聴を患ったことのある有名人とは

突発性難聴の発症者は、年間4万人とも言われています。

有名人・著名人といった人たちの中にも、この病気を患った人は少なくありません。
以下に、突発性難聴を患ったことを公表した、著名な人物を挙げてみましょう。

浜崎あゆみさん

人気歌手の浜崎あゆみさんは、以前から患っていた「内耳性突発難聴」の影響で、左耳の聴覚が完全に失われていることを、2008年に公表しました。
発症当時、浜崎さんはコンサートツアーなどで多忙を極め、治療を後回しにせざるを得なかったそうです。

スガシカオさん

スガシカオさんは、2012年にオフィシャルブログにて、自身が突発性難聴を患ったことを明かしました。
治療開始は、自覚症状が出てから3週間を経過したころであったそうです。
治療後、突発性難聴を発症した右耳の聴力は完治には至らなかったものの、7割~8割は機能回復しているとのことです。

相田翔子さん

相田さんは20代のころ、ストレスや過労から突発性難聴を患いました。
2008年にはメニエール病を罹患するなどし、耳の病気には悩まされているようです。
現在、聴力は回復したものの、耳鳴りなどの後遺症が残っているとのことです。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする