足の裏が痛い!かかとの痛みの原因「足底筋膜炎」の症状と治療法|土踏まずや足の親指の付け根の痛みの対処法は?

「足の裏が痛い!」

ある日ふと、足の裏に激痛を感じて、普通に歩くことすら困難になってしまった──。

突然そんな状況に陥ってしまうと、日常生活に大きな支障を及ぼしてしまいます。

足の裏が痛むとき、その症状は次の3つに大別されます。

・かかとが痛い。
・土踏まずが痛い。
・足の親指の付け根が痛い。

この記事では、これら3つの症状の原因と対処法について、詳しい解説を行いたいと思います。

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かかとが痛い!「足底筋膜炎」の症状と原因

あなたの「足の裏の痛み」が「かかと」に発生しているとしたら、それは「足底筋膜炎」という症状である可能性が強まります。
※「足底腱膜炎」とも呼ばれます。

足底筋膜炎とは、足の裏の「足底筋膜」という腱が炎症を起こしてしまった状態です。
この足底筋膜は、足の裏の全面──足の指の付け根から、かかとまでを覆っているのですが、かかと付近の筋膜は特に力が加わりやすく、炎症を引き起こしやすい部位となります。
このため、「かかとの痛み」が症状としてあらわれている場合、まず第一に、この「足底筋膜炎」が疑われるわけです。

足底筋膜炎による痛みの症状は、歩行動作に伴ってあらわれることが一般的ですが、症状が進むと、立っているだけでも痛みを感じるようになります。
また、炎症部分を手指などで圧迫すると、痛みを生じることが良くあります。

かかとの痛みを引き起こす「足底筋膜炎」を発症する原因とは

足底筋膜炎は主に、「足の裏に強い衝撃を繰り返し受けたこと」により発症します。

よって、ランニングやジョギング、あるいは陸上競技などの、「足の裏に衝撃を与える運動」を日常的に行っている人に発生しやすい症状と言えます。
特に、走る際にかかとを地面に打ち付けるようなフォームであったりすると、足底筋膜炎を引き起こしやすくなります。

また、40代以降の年齢で、かつ運動習慣の無い方なども、足底筋膜炎を発症しやすいと言われています。
これは、足底筋を始めとする、「足の裏に加わった衝撃を分散する筋肉や腱」の機能が衰えると、足底筋膜が傷つきやすくなるためです。

そのほか、普段からあまり運動をしない人が、休日に山歩きやジョギングなどをして足の裏を酷使した際に症状があらわれるケースも少なくありません。

若い人でも、高いヒールを履く女性などは、かかとに体重が集中しやすく、足底筋膜炎を発症しやすいと言われています。

足底筋膜炎の治し方:有効な治療方法は?

足底筋膜炎の治療は、主に整形外科で担当されます。

主な治療方法としては、マッサージ、温熱療法、電気療法などがあります。
痛みがひどい場合は、鎮痛剤なども合わせて処方されるのが一般的です。

そのほか、患部を保護する足底板(インソール)を作成したりもします。

最新の足底筋膜炎の治療方法としては、「体外衝撃波疼痛治療」があります。

体外衝撃波疼痛治療は、特殊な装置により発生させた衝撃波を患部に当て、傷ついた組織の修復を促す治療法です。
難治性の足底筋膜炎の症状改善に、大きな実績を挙げています。

上記の治療にて症状が快方に向かわない場合、炎症を起こしている筋膜を切除する手術などが検討されます。

足底筋膜炎の予防には何をすべき?

足底筋膜炎は、症状が悪化してしまうと、完治に年単位の時間を要することも珍しくありません。
そのため、早期の治療および予防の意識が重要になります。

足底筋膜炎の予防には、「足の裏にかかる負荷を分散させること」が大切です。

例えば歩くとき、かかとを地面に打ちつけるようにするのはNGです。
かかとになるべく衝撃を与えないよう、足の裏全体で、地面を柔らかく踏みしめるように歩いてください。

高いヒールの靴は、かかとに体重が集中することから、足底筋膜炎の予防には向いていません。
クッション性が高く、ソールのバランスが良い靴を選びましょう。

また、普段から足の裏の筋膜を柔軟に保っておくことも大切です。
足首や足の裏のストレッチなどを習慣にして、衝撃を受け流せる柔軟な足を作り上げましょう。

土踏まずが痛い!痛みの原因と対処法

土踏まずに痛みを引き起こす原因としては、筋肉痛や、前述の足底筋膜炎が考えられます。

痛みを引き起こしている原因が筋肉痛であれば、普段どおりの生活をしていれば、2,3日で痛みが解消されることが大半です。
しかし、足底筋膜炎──「土踏まず付近の筋膜」が炎症を起こしている場合は、症状が長引く場合があります。

足を安静にしている状態でも土踏まずが痛い場合や、指で土踏まずを押すと痛みが生じる場合は、足底筋膜炎が疑われます。

軽度の足底筋膜炎であれば、極力安静にしていることで快方に向かうことも期待できますが、一週間以上など、症状が長引く場合は医師の診断を受けるべきでしょう。

土踏まずの痛みの応急処置としては・・・

・痛みがひどい場合は、氷嚢などを患部にあて、炎症を鎮めることを試みる。
・安静にしていれば平気だが、力を加えると鈍痛を感じる場合は、足湯などで患部を温め、血行促進を図る。
・足首から先をテーピングで固定し、土踏まずに体重が集中しないようにする。

などが考えられます。

土踏まずの痛みの予防方法について

土踏まずの痛みを引き起こす背景には、「土踏まずのアーチを形成する筋肉や腱が弱くなっている」ことが考えられます。

そのため、普段から「足の裏の筋肉や腱」を鍛えておくことが、土踏まずの痛みを予防するための有効な手段と言えます。

足の裏の筋肉を鍛える代表的なトレーニングには、「タオル引き寄せ運動」があります。
以下に、そのやり方についてご説明しましょう。

まず、床にタオルを敷きます。
次に、椅子に座って、敷いたタオルの端に足を下ろします。
その後、足の指だけを使ってタオルを手前側に手繰り寄せていきます。

この運動は足の裏、すなわち「土踏まずのアーチを構成する筋肉や腱」を鍛えるのに効果的です。
慣れてきたら、タオルに重りを乗せるなどして、負荷を大きくすると良いでしょう。

そのほかの、足の裏の筋肉を鍛える運動として、「つま先立ちになり、かかとを上げ下げする」というものがあります。
ただ、この運動は足首やつま先にかかる負担も大きいため、足先がある程度丈夫な人向けのトレーニングとなります。

なお、これらのトレーニングは土踏まずに痛みなどの異常がない状態で行ってください。

足の親指の付け根が痛い!痛みの原因と対処法

スポーツなどの運動を日常的に行っている人に発生しやすいのが、足の親指の付け根の痛みです。

足の親指の付け根は、もともと頑丈な作りになってはいるのですが、かかとに次いで、体重が集中しやすい箇所でもあります。
そのため、飛び跳ねるなどして大きな負荷がかかった際に、怪我をしてしまうことが珍しくありません。

また、高齢者の方や足腰が弱っている方などが、バランスを崩して前のめりになった際、足の親指の付け根に体重が集中してしまい、怪我をすることがあります。

足の親指の付け根の怪我としては、捻挫や骨折、前述の足底筋膜炎などが考えられます。
レントゲンやCT検査、MRIなどで、痛みの原因を突き止めることが治療に向けた第一歩となります。

応急処置としては・・・

・患部が腫れている場合は、腫れが引くまで氷嚢などで十分に冷やす。
・テービングや包帯で足の親指の周囲を固定し、足の親指の付け根に体重が集中しないようにする。

などが考えられます。

歩く際は、踵から着地するのではなく、足の裏全体で着地するよう心掛けると、痛みが和らぐでしょう。

また、患部の直接マッサージなどは症状を悪化させる危険がありますので、自己判断では行わないようにしましょう。
関節の負傷は複雑でデリケートな要因が絡んでいることが多く、痛みを引き起こしている原因が判明するまでは、極力刺激を与えるべきではありません。

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