おならがよく出る原因は?これって病気?おならが止まらない時の対処法

異常なほど、おならがよく出る──。

出始めると、いつまでたっても、おならが止まらない──。

あなたは、そんな悩みを抱えていたりはしないでしょうか?

通常、おならは決して「悪者扱い」されるべきものではありません。
人間が食べ物を消化吸収する以上、腸内でおならが生成されることは、避けることができません。

しかし前述のように、異常なほどに「おなら」が良く出る、あるいは止まらないといった状態は、身体からの「何らかの異常を知らせるシグナル」である可能性が強くなります。

では、「止まらないおなら」が知らせるシグナルとは、どのようなものでしょうか?
身体がどういう状態にあるとき、異常なほどに、おならがよく出るのでしょうか?

この記事では、頻繁なおならに悩む人が留意すべき事柄や、おならが良く出る現象の解消方法についてお話ししたいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)

おならがよく出る原因1:腸内に悪玉菌が増殖

人間の腸内には、様々な「菌」が存在します。
それらの菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類に大別されます。

健康な人の腸内には、これら3種類の菌が、バランスを保って存在しています。
しかし、何らかの原因でこのバランスが崩れ、「悪玉菌」が増殖してしまうと、腸内に様々な悪影響を及ぼします。

とても臭いおならがよく出る。
おならが止まらない。

これらの状態は、悪玉菌の増殖が引き起こす典型的な悪影響の一つです。

悪玉菌の代表的なものに、「大腸菌」や「ウェルシュ菌」などがあります。
これらの悪玉菌は、アンモニアなどの「人体に有害な物質」を腸内に発生させます。
そしてこの有害物質が、ガス──すなわち「おなら」として、体外に排出されるというわけです。

腸内に悪玉菌が増えてしまう原因は?

人間の腸内に様々な悪影響を及ぼす「悪玉菌」。
この悪玉菌が増えてしまう原因は様々です。

・精神的なストレス。
・疲労や病気による、体力や抵抗力の低下。
・乱れた食生活。
・不規則な生活。
・運動不足。

こうした要因が複雑に絡み合い、悪玉菌の増殖が発生すると言われています。

「腸内の悪玉菌の数が過剰である状態」が長期にわたって続くと、「大腸癌」などの重篤な病気の原因となることもあります。

悪玉菌を減らすためにすべきこと

おならがよく出る、おならが止まらないなどの現象があらわれるようになったら、早期に、上に挙げた「悪玉菌が増えてしまう原因」を排除し、腸内細菌のバランスを整えることが大切です。

以下に、そのために行うべき具体的な事柄について述べてみましょう。

食事の内容を改善する

腸内の悪玉菌を減らすには、まず第一に、食生活に改善すべき点がないかチェックすることが効果的です。

特に、脂肪分の多い食事は、悪玉菌を増やす大きな要因となります。
ジャンクフードなどは控えて、肉や野菜をバランス良く食べる習慣を身につけることが大切です。

また、ヨーグルトなどの「乳酸菌を含む発酵食品」は、腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす効果がありますので、積極的な摂取が推奨されます。

その他、食物繊維を豊富に含む食べ物は、便の「かさ」を増やし、「腸内の掃除」を行う役割を果たしてくれます。
食物繊維は、野菜や果物、穀類や芋類などの食べ物に豊富に含まれています。

朝食をとる

朝食をとる習慣の無い人は、ぜひ朝食を習慣にしましょう。
目が覚めてすぐに朝食をとることで、腸の活動にリズムが生まれ、その日の腸の働きが活発になります。

また、起床直後は、腸内の水分が欠乏している状態です。
目が覚めたら、まずは水を十分に摂取し、腸に水分を送り届けてあげましょう。

運動習慣を身につける

運動をして汗を流す行為には、身体の老廃物を排出し、免疫力を高めるとともに、自律神経の働きを整える効果があります。
腸の働きは自律神経によりコントロールされているため、自律神経の働きを整えることは、腸の働きの正常化に繋がります。

日ごろからあまり運動に取り組んでいない方は、ぜひ運動を習慣にして、身体全体の健康促進を図りましょう。

精神的なストレスを減らす

前述の通り、腸と自律神経は密接な関係にあり、自律神経のバランスの崩れは、腸内環境の乱れに繋がります。
そして、自律神経のバランスを崩す最も大きな要因の一つが、精神的なストレスです。

日ごろから強い精神的なストレスを受けている場合は、その要因を遠ざけたり、良いストレス解消法を見つけるなどして、ストレスにうまく対処していくことが大切です。

おならがよく出る原因2:過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は、その名の通り、腸が些細な刺激に対しても敏感に反応してしまう病気です。

あなたの周囲には、大事な会議や試験などのイベント前に、お腹の調子が悪くなってしまう人はいないでしょうか?
こうした人は、一般的に「繊細」とか「神経質」などと呼ばれたりもしますが、実はこの過敏性腸症候群という病気を患っている可能性も高いのです。

過敏性腸症候群の症状とは

過敏性腸症候群の典型的な症状には、次のようなものがあります。

・お腹が痛くなる。
・おならがよく出る。
・お腹がゴロゴロと鳴る。
・お腹が張る(膨満感)。
・下痢や軟便が出る。
・便秘になる。

上記のうち、顕著にあらわれる症状は、人によって異なります。
すぐにお腹を壊して、一日に何度もトイレに駆け込むような人もいれば、膨満感や、おならが止まらない状態に苦しむ人もいます。
また、腸の機能が正常に働かなくなるため、ガスも溜まりやすくなり、「おならがよく出る」状態に陥りやすくなります。

過敏性腸症候群の原因とは

過敏性腸症候群は、主に「精神的なストレス」によって引き起こされると言われています。

脳がストレスを感じると、自律神経を通して、腸もその影響を顕著に受けます。
過敏性腸症候群は、そのようなストレスに幾度もさらされた結果、腸が刺激に対して非常に敏感になってしまった状態のことを指します。

過敏性腸症候群の治し方

過敏性腸症候群の治療は、主に消化器内科や胃腸科にて担当され、症状に合わせた内服療法が中心となります。
また、食生活やライフサイクルなどの生活指導も併せて行われます。
精神的ストレスによる影響が顕著と考えられる場合は、向精神薬の処方も検討されます。

おならがよく出る原因3:空気嚥下症(くうきえんげしょう)

おならがよく出る、止まらないといった現象に加え、ゲップなども多い場合は、「空気嚥下症」という症状を引き起こしている疑いが生じます。

空気嚥下症とは、字の通り「空気を飲み込んでしまう」ことにより、「おなら」や「ゲップ」などの現象を引き起こす症状です。

上に挙げた「悪玉菌の増殖を原因とするおなら」の場合は、強い臭いを伴うのが普通ですが、空気嚥下症を原因とするおならは、あまり臭わないことが特徴です。

空気嚥下症の発症要因には、次のようなものが考えられます。

・食事の際に、お茶碗の端に口をつけて、掻き込むように食べる癖がある。
・そばやうどん、ラーメンなど、勢いよく啜って食べる料理を好む。
・温かい飲み物を「ズズズ」と音を立てて飲む癖がある。
・炭酸飲料を良く飲む。
・無意識のうちに、唾液と一緒に空気を飲み込んでしまっている。

あまり臭わないけれど、おならが良く出る、止まらない、ゲップが出る──という方は、いちど上記の発症要因について、自分に当てはまっていないかチェックをしてみてください。

空気嚥下症は通常、よほど症状が重くない限り、特別な治療が必要とされるものではありません。
医師の指導のもと、生活習慣を改めることで、症状の改善が期待できます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする